君との幸せな心愛
放課後、メールの返信はまだなかった。

そこへ、宏樹がやってきた。

「宏樹、最近お母様とどう??」

「あ~うるさいから、もういいよ。桃、気にしないで。大体、甥の俺も迷惑なんだって。」

「どういうこと?」桃は知らないふりをした。

「母親の妹が、離婚するかどうかでもめてて、東京にいるくせに、あっちで解決してくれよ。」

「東京?にいるの?」

すると、洋介からメールが来た。

「ちょっと見ていい?」

「いいよ。」宏樹が答えた。


「桜台高校って、美川市?」洋介のメールにはそう書かれていた。



桃は胸騒ぎがした。なんだか怖くなった。


「宏樹、叔母さんの苗字何?」

「え、ん?なんで?」

「桐原だよ。」と宏樹は確かに答えた。


桃は、言葉を失った。

間違いない・・・・・・


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