君との幸せな心愛
「うん、美川市だよ。サッカーが強い高校なんだ。」
と返信した。


「そうか、そうなんだ。今から会食行ってくるよ。」洋介は答えた。


桃はほっとした、どうやらたまたま洋介は聞いただけのようだ。

そりゃそうだよね・・・別居中の奥さんサイドの話なんて、直接入ってくるわけないんだから。


桃は少し落ち着いたものの、なんだか悲しくなった。
桃はどうしたらよいのだろう?



「好きなものは好き」



結婚を望むとかではない。ただ一緒にいたいだけなんだ。お互いが支えあって生きてるんだ。


それでも生徒の親族なんて・・・・・なんとも言えない。


できれば、ずっと見知らぬ人でいて欲しかった。
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