君との幸せな心愛
心愛
私たちは、洋介が名古屋に来れば、優奈の家に泊まり、優奈が東京へ行けば、一流ホテルに泊まるという関係になっていた。



洋介からのメール「今年のクリスマスは、2人だけで、パーティーをしよう。」

「うん。2人で過ごす初めてのクリスマスだね。よし、優奈、洋介の大好物、一流レストランに負けない、本物のコンソメスープ作るから。」

そんな約束をしたのは、まだ9月のこと。


まだまだ先なのにずっと楽しみにしていた。「プレゼントも奮発するからね。」って。



・・・・・・・・・・・・・・



「う~~~~んなんだか辛い。」

今日は12月8日、もうすぐクリスマスがやってくるのに。

クリスマスプレゼントは、もう何か聞いていた。


「優奈の大好きなディズニーの美術品だ。
世界に数十枚しかない絵をみつけたから。どうしてもお前にプレゼントしたいんだ。」


「え~~~すごぃ。一体いくらなの???」

「かなり大きいからな。200万前後かな?」

「ひぇ~~~~嬉しい。楽しみ。」


洋介が東京の画廊で一目ぼれしたらしい。それで、もう9月に一部入金していたのだ。

別れるとか何か起きるとか・・・全然考えてなかったんだよね。









まあでも、日にちも経過してきたら、優奈も宏樹の叔母の件は、少し気持ちは落ち着いてきた。怖い偶然とは、思いながらも・・・・・・なんとなく、ふつうにしてるしかなかった。

「ジュテーム」なんだから。



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