ばかなじみ!!!!








親父と母さんがいる気配が
まったくない。



車はぺしゃんこで前も後ろも
横も、別の車が突っ込んできているようで炎はどんどん広がっていく。




先に逃げたんじゃないかって
考えが浮かんだ。


でも親父たちは自分たちだけ
逃げるなんてしねぇ。


助かっていてもこの中にいるはず。


絶対、俺らを探すはず。







前側の座席だった方は一番炎の
燃えが激しい。





「ゲホッ……!」






手をついて何とか前に進もうと
試みていると……………ぺちゃ?



< 174 / 241 >

この作品をシェア

pagetop