ばかなじみ!!!!
「柚子、パパに似てやんちゃだけどね、
汚れない心を持つような人に
なってほしいの」



「心が汚れないって…?」



「んー、芯があるっつーか…
真っ直ぐっつーか…
まあ、大きくなったらわかる!」




ゆーパパはまた、髪を
焼きそばのようにかき混ぜた。



「呉亜ちゃん、柚子には秘密ね?」



「なんで?」



「自分で気づいて欲しいってのも
あるけど…やっぱり、何も言わねぇで
柚子らしく生きて欲しいからなぁ~」



「こーなってほしい、こんな風にしてほしいなんておもってるけどほんとは、
自分らしくしてほしいの。
…親って矛盾してるわ」




「む、じゅん?ム・ジュン?
韓国人?」



「「ハハハッ!」」







2人の想いと笑顔を何年たっても
私は忘れることはないだろう。
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