ばかなじみ!!!!


「んっ!」


瞳をキランキラン輝かせて
目の前に落ちたタオルを取って
あたしに渡す。


「……その姿はまさしく、本当の…



「わんわんわぉ~~んっ!!」



柚子と流騎弥くんがいるのも忘れて
あたしはサケビニサケビマクッタ…。


「呉、落ち着けって」

くしゅっ


「ぎゃはっ?!」

柚子に髪を乱されて、呉呉☆元にもどりましたぁ~!

お待ちになっていました、お客様たいへん失礼いたしましたー!



「柚子!てめぇ、呉の髪一本も触れんなっ!!」


わんこ流騎弥くんもすっかりブラックに戻って柚子につっかかる。





「髪一本くらいはいーだろ!
つか、こんな宇宙人の髪なんてもう触りたくもねーよ!」


ムキになる柚子はあたしの頭をバシバシ叩く、叩く、叩く叩く叩く…。



「いだい…」


「おまぇなんて、禿げろよ!」



ちーん…。


あたし、禿げないといけないの……?






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