ばかなじみ!!!!
「祭といえばクレープだな!」


甘党な、かなり甘党な
柚子が私の肩に肘をおいて
体重をかける。


「ごめん涼ちゃん…たぶん
みんな行くって言うと思います」


柚子…重たい…。


「大勢の方が楽しいじゃん」


「……ぬ!?!?」


い、今………

涼…り、涼ちゃんが…

あのクーラーボックス並みに

冷たい…クールな涼ちゃんが…。


「おぉ…冷血女が笑った」


私の代わりに柚子が代弁してくれた。



「笑ってない」


涼ちゃんは、は?何こいつ
みたいな顔で柚子を睨んだ。



ん----?
幻覚だったのかな?


かすかに笑った風に見えたんだけど…。


てか、私涼ちゃんが笑ったとこ
みたことない!?
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