LOVE PRINCESS(美鶴&琴)
中へと通され、行き着いた場所は……応接室?
ちょっ、ちょっと待って!
これは本当に美鶴の家なの!?
夢……なわけないわよね。
私、自分の足で来たもんね。
はぁ?
意味わかんないしっ!
有り得ないしっ!
お手伝いさんみたいな人に連れて来られた私は、落ち着いて座るフリをしてるけど。
頭の中は大パニック!
……帰ろうかな?
なんて馬鹿げた発想が出てしてしまうくらい。
窓を見て……ここから出られる? とか。
今なら誰も居ない? とか。
だって……こんな大豪邸だなんて思ってもみなかったんだもん。
美鶴の馬鹿っ!
こういう大事な事は、もっと早くに言うべき事じゃないの!?