AZZURRI~AZZURRO番外編~
アレクサ帝国から北に3日ほど進んだところに
大きな岩山がある
その岩山を目印に
さらに2日東に進むと
小さなオアシスがあった
そこは普通のオアシスとは違い
小さいながらも立派な白大理石の宮殿があり
周りは美しい花で囲まれていた
ブレイクはそのオアシスを眼下に捕えると
ゆっくり降下を開始する
ここはブレイクが生まれた場所
そして
先先代皇后
ブレイクの母の墓だった
もう何年も訪れていなかったようなそこは
いつもと変わらず
温かくブレイクを迎えている
「…。」
ブレイクはゆっくりと母の墓である宮殿に足を向けた
後数歩と言う所まで来て微かな違和感を感じ立ち止まる
いつもはきつく閉ざされている宮殿の扉
ブレイク以外はもうほとんど訪れるものが居なくなってしまったその場所が
キレイに砂を吐き出され
新鮮な空気を取り込み
まるでブレイクに両手を広げているかのように
戸を開いている
…まさか…本当に…
半信半疑だった雪乃の言葉が徐々に確信めいた者に感じてきたころ
宮殿の中
母の墓標の前にうずくまる人影を発見した
大きな岩山がある
その岩山を目印に
さらに2日東に進むと
小さなオアシスがあった
そこは普通のオアシスとは違い
小さいながらも立派な白大理石の宮殿があり
周りは美しい花で囲まれていた
ブレイクはそのオアシスを眼下に捕えると
ゆっくり降下を開始する
ここはブレイクが生まれた場所
そして
先先代皇后
ブレイクの母の墓だった
もう何年も訪れていなかったようなそこは
いつもと変わらず
温かくブレイクを迎えている
「…。」
ブレイクはゆっくりと母の墓である宮殿に足を向けた
後数歩と言う所まで来て微かな違和感を感じ立ち止まる
いつもはきつく閉ざされている宮殿の扉
ブレイク以外はもうほとんど訪れるものが居なくなってしまったその場所が
キレイに砂を吐き出され
新鮮な空気を取り込み
まるでブレイクに両手を広げているかのように
戸を開いている
…まさか…本当に…
半信半疑だった雪乃の言葉が徐々に確信めいた者に感じてきたころ
宮殿の中
母の墓標の前にうずくまる人影を発見した