野球嫌いなあたしと、先輩。
2回裏:俺の間違い
「えっと……小田切、だっけ?」
練習の休憩中、木陰からこっそり覗いてるアイツに声をかけてみる。
「お前いっつもこんなとこから智見てて楽しい?ストーカーみてぇ」
「何?そんなこと言うためにわざわざ?」
んなわけねーだろ。
コイツにとって、俺ってどんだけダメな位置にいるんだ?
このバカ女に殴られてから、俺なりに色々考えてはみた。
でも、情けないことに、俺は自分の間違いに気付けない。
けど、このままではヤバいことは、チームメートの目を見れば明らかだった。
だから……何かヒントを掴みたくて。
コイツからなら、それが吸収できる気がして。
「お前さー、智のどこが好きなわけ?」
「はあっ!?」
練習の休憩中、木陰からこっそり覗いてるアイツに声をかけてみる。
「お前いっつもこんなとこから智見てて楽しい?ストーカーみてぇ」
「何?そんなこと言うためにわざわざ?」
んなわけねーだろ。
コイツにとって、俺ってどんだけダメな位置にいるんだ?
このバカ女に殴られてから、俺なりに色々考えてはみた。
でも、情けないことに、俺は自分の間違いに気付けない。
けど、このままではヤバいことは、チームメートの目を見れば明らかだった。
だから……何かヒントを掴みたくて。
コイツからなら、それが吸収できる気がして。
「お前さー、智のどこが好きなわけ?」
「はあっ!?」