野球嫌いなあたしと、先輩。
4回表:あたしに関わらないで
「小田切!」
チームと仲直りしたあの日から、やたらと皆川誠二郎に話しかけらるようになった。
「あーもう!なんなの!?あたし、アンタに何かした!?」
うっとうしい!
アンタといると悪目立ちするんだよ!
「いや?つか、敬語はもう俺も諦めた。けどさ、やっぱ先輩に“アンタ”はなくね?」
……まじでどうでもいいっ!
「じゃあ何て呼べばいいのよ!」
ムカつく!
早く消えて欲しくて、とっさに聞き返す。
「んー……誠二郎?」
「はっ!?ば、バカじゃないの!?」
チームと仲直りしたあの日から、やたらと皆川誠二郎に話しかけらるようになった。
「あーもう!なんなの!?あたし、アンタに何かした!?」
うっとうしい!
アンタといると悪目立ちするんだよ!
「いや?つか、敬語はもう俺も諦めた。けどさ、やっぱ先輩に“アンタ”はなくね?」
……まじでどうでもいいっ!
「じゃあ何て呼べばいいのよ!」
ムカつく!
早く消えて欲しくて、とっさに聞き返す。
「んー……誠二郎?」
「はっ!?ば、バカじゃないの!?」