【短・実話笑談】世界一ツイてない男の話
俺は半端なくタイミングの悪い男。

久しぶりの休日に、彼女をデートに誘った。

が、会社に用が出来てしまい、彼女をコンビニで待たせてこっそり出社。

幸い誰もいなくて、手際よく片すといざゆかん彼女の元へ。

「おう、来とったんか!」

しゃ、しゃ、社長!

「ちょうどよかった。電話しよう思うとってな。」

ダメダメダメ!

勘弁してくれよ、俺数カ月休みなしだぜ?!

体重落ちまくりだし、今ドタキャンなんかしたら彼女いー加減キレるって!

ちょっ、マジ電話くらいさせろよ、オイッて!

どんなに叫んだところで所詮はインパラ。

心の抵抗は風前の燭にすぎない。

結局、彼女をコンビニに放置したまま仕事に突入。

うおーーー最悪やーっ!
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