隠れた美少女
★第1章★

~出会いはここから~

●美鈴said●

 「みーれーいー!起きなさーい。新学期そうそう遅刻するよ!」

 お母さんの声で目が覚めた私は、北城美鈴(ホウジョウミレイ)です。
 今日から私は、晴れの高校生。な・の・に・。
 
「えー!なんで?なんで?」
 思いもしない言葉が返って来た。
 
「だから、髪は三つ編みでスカートはひざ下、それから黒縁メガネで行きなさい。それに、お前を狼の中に放り込めるか(怒り)
 
 意味は分からないけど、その格好でいくことにした。
 だって、お父さん起こるとめっちゃ怖いんだもん。
 しょんぼりしながら家を出ると、 

 「み~れ~い~。おはよー。って、どうしたのその格好。」
 
 「お父さんがね、狼の中に放り込めるかって。意味わかんないよー、仁菜子。」

 「分かったから。泣かないの美鈴。いい?」

 私は、コクリと小さくうなずいた。

 はぁー、これから、どうなるんだろう?友達出来るかな? 

 そんなことを思いつつ仁菜子と学校へ向かった。
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