隠れた美少女
●美玲said●

 私は、仁菜子と一緒にくらす発表の掲示板を見に行った。
 
 「美玲ー。何組だった?私は、3組だったよ。」
 
 「ウソー。私もだよ★やった!また仁菜子と 一緒だー。」
 
 仁菜子と掲示板を見ていると、

 「あぁぁぁぁ。この人知ってるよ。」

 「誰?誰?誰?」

 有名人とかかな?
 
 「知らないの?二宮蓮(ニノミヤン)だよ。頭脳明晰、容姿端麗、しかもスポーツ万 能。それに、二宮グループの御曹司。正真正銘の王子様だよ。同じクラスなんてサイコーだね。」
 
 とってもノリノリで言っている仁菜子。
 
 「でも、興味ないからいいや。」
 
 「まあ、そのリアクションは、あんたらしいわ。」

 だって・・・本当に興味ないんだし。しょうがないじゃん。

 そんな話をしながら教室に入り座席表を見ると「ほ」と「し」だから離れていた。

 「仁菜子~、席離れちゃったよー。」

 「うん、そうだね。休み時間になったら美鈴のところに行くから。っね!」

 「分かっ「きゃあーーーーーーー。蓮様よ。」

 私が仁菜子に返事しようとしたら大きな声が聞こえた。

 「えっ!なになに?」
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