わたしの前から突然、消えたモノ…
伍
キンコンカンコーーン♪
授業終わりの合図が鳴る。
いよいよ放課後。
憂鬱な時間がやってきた。
周りに顔がないのは、
なんとなく慣れてきたさ。
元々、わたしって女子には
嫌われキャラ だったし、
深いつながりなんてないんだから。
たわいない話して、
おはようとか、さよなら、 じゃまたね、
って言葉で事足りる。
わたしが大事だったのは男…
でも、今じゃみんな同じロボット。
正門に行くと…
ロボットがひとつ立っていた。
わたしの、カレ。
あれがそう。
すぐに気づいたみたいで、
ねえ、お腹すいたんじゃない?
何か、食べにいこか。
ロボットの横に並んで歩く。
捕まったみたいにロボットに
連行されていく、わたし。
授業終わりの合図が鳴る。
いよいよ放課後。
憂鬱な時間がやってきた。
周りに顔がないのは、
なんとなく慣れてきたさ。
元々、わたしって女子には
嫌われキャラ だったし、
深いつながりなんてないんだから。
たわいない話して、
おはようとか、さよなら、 じゃまたね、
って言葉で事足りる。
わたしが大事だったのは男…
でも、今じゃみんな同じロボット。
正門に行くと…
ロボットがひとつ立っていた。
わたしの、カレ。
あれがそう。
すぐに気づいたみたいで、
ねえ、お腹すいたんじゃない?
何か、食べにいこか。
ロボットの横に並んで歩く。
捕まったみたいにロボットに
連行されていく、わたし。