わたしの前から突然、消えたモノ…
漆
わたしは決めた。
この人なら大丈夫かもしれない。
よし、話してみるか。
わたしの心ちゃんと聞いてくれる?
男は、頷いた。
わたしね、人の顔が見えなくなったの。
どの人間も首から上がない、ほんとに。
いきなり言っても信じないだろうけど。
だって…
話してる本人もまだ信じれないんだし。 でも、事実なんだ。
男は黙ってる。
わたし、ずっと人間は顔が
一番って思って生きてきたの。
だから…
自分の顔だってがんばって可愛くして、
きれいになろうって努力した。
もちろん、好きな男だって…
顔だけで判断してきた。
だって、心なんて見えないじゃん。
顔は誰にだって簡単に見えるんだよ?
でも、その顔がこの世から消えたんだ。
少なくともわたしの視界からは…
これって神様が与えた罰なの、かな?
この人なら大丈夫かもしれない。
よし、話してみるか。
わたしの心ちゃんと聞いてくれる?
男は、頷いた。
わたしね、人の顔が見えなくなったの。
どの人間も首から上がない、ほんとに。
いきなり言っても信じないだろうけど。
だって…
話してる本人もまだ信じれないんだし。 でも、事実なんだ。
男は黙ってる。
わたし、ずっと人間は顔が
一番って思って生きてきたの。
だから…
自分の顔だってがんばって可愛くして、
きれいになろうって努力した。
もちろん、好きな男だって…
顔だけで判断してきた。
だって、心なんて見えないじゃん。
顔は誰にだって簡単に見えるんだよ?
でも、その顔がこの世から消えたんだ。
少なくともわたしの視界からは…
これって神様が与えた罰なの、かな?