わたしの前から突然、消えたモノ…
捌
ひとり、部屋にわたしは取り残された。
さっき、あの人に言われた言葉が…
まだ心のなかでミシミシって
感じで響いてる。
わたしは、ずっとマネキンだった。
自分で一番のマネキンになろうとずっとしてた。男の誰もが振り向くような魅力的なマネキンに。
でも、マネキンは…
ショーウィンドウに着飾られて
目立つから、誰もが一度は振り向いて
見るけど…
その後は、そのまま通り過ぎていく。
そして、その存在さえ忘れられていく。
それじゃ嫌だから…
また別の場所に立って
振り向いてもらおうとする。
ただ、その繰り返しだけ。
わたしも、そうなる運命だったのかな。
そんなんじゃ、ダメだから…
だから、まわりの顔を消されたの?
さっき、あの人に言われた言葉が…
まだ心のなかでミシミシって
感じで響いてる。
わたしは、ずっとマネキンだった。
自分で一番のマネキンになろうとずっとしてた。男の誰もが振り向くような魅力的なマネキンに。
でも、マネキンは…
ショーウィンドウに着飾られて
目立つから、誰もが一度は振り向いて
見るけど…
その後は、そのまま通り過ぎていく。
そして、その存在さえ忘れられていく。
それじゃ嫌だから…
また別の場所に立って
振り向いてもらおうとする。
ただ、その繰り返しだけ。
わたしも、そうなる運命だったのかな。
そんなんじゃ、ダメだから…
だから、まわりの顔を消されたの?