わたしの前から突然、消えたモノ…
拾
わたしは顔がある街中をふらふら、漂う。
いつもは、男の顔を見ながら…
評価つけながら歩いてた。
なのに、今は下を向いて歩いたまま。
見知らぬ男が声をかけてくる。
そこのかのじょー、学校やすんだの?
ねえ、一緒に遊びにいかない?
顔さえ見ずにそのままスルー。
前なら、まずは顔確認だったのに。
わたしの頭はあなたのことでいっぱい。
神様は意地悪だなって、最初は思った。
けど、それは間違いだって気づいた。
ちゃんとあなたに会えたんだから。
わたしはマネキンじゃない。
あなたはそれを教えてくれた。
あなたが…
ほんとのわたしを見つけてくれた。
わたしの心が苦しんでいる。
ひとの心を好きになるって…
こんなに辛いんだ。
顔を好きになるときって
別れるとすぐに頭から消えていったのに。
いつもは、男の顔を見ながら…
評価つけながら歩いてた。
なのに、今は下を向いて歩いたまま。
見知らぬ男が声をかけてくる。
そこのかのじょー、学校やすんだの?
ねえ、一緒に遊びにいかない?
顔さえ見ずにそのままスルー。
前なら、まずは顔確認だったのに。
わたしの頭はあなたのことでいっぱい。
神様は意地悪だなって、最初は思った。
けど、それは間違いだって気づいた。
ちゃんとあなたに会えたんだから。
わたしはマネキンじゃない。
あなたはそれを教えてくれた。
あなたが…
ほんとのわたしを見つけてくれた。
わたしの心が苦しんでいる。
ひとの心を好きになるって…
こんなに辛いんだ。
顔を好きになるときって
別れるとすぐに頭から消えていったのに。