届かない想い
放課後になり、俺が靴箱まで行くと、
俺を知らないはずの先輩にまで笑われた

家に帰ると莉緒がいて学校であった事も
忘れることができた。

「あっ直人おかえり!」
「ただいま!」
今までは何も感じなかった他愛もないそ
んな会話も今となっては結婚したみたい
に嬉しくて。

「今日ママ達遅いって!久々に一緒にお
風呂入る?」
「マジ?!」

それから俺たちは一緒に風呂に入った。

「直人?何かあった?」
「何で?」
「そんな事ないよ?」
「そう・・・」

明日から3連休。学校が始まる頃には噂
は消えているだろう・・・
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