ひ な た ぼ っ こ
同じ毎日
「ただいま」
今日もまた帰りたくない
家に帰ってきた
玄関に父の靴がない事を確認し
少し駆け足で自分の部屋に戻る
古いためか木で造られた廊下は
些細な振動ですらギシッとなる。
自分の部屋に戻にはいり
殺風景な部屋のベットに倒れこみ
はぁーー。と大きなため息をついた。
七海は目を閉じ眠りにつこうとした
その時。
ガチャッっと玄関の開ける音がした。
その瞬間七海は閉じていた目を
パッと開き、
怯えながらベットの隅に身を屈めた。
足音か階段を登る音。
ギシッギシッ徐々に近づく
耳障りなその音に
七海は激しく震えた。