社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「い、いきなり…どうして子供なの?」
飲みかけのワイングラスを落としそうになった。


「嫌っ?」


「嫌と言うか…尚貴こそ…父親になる気あるの?」


「…お前のお父さん…面倒くさい…人だろっ?ここは…有無を言わせない状況に追い込む方が…賢明だ」



尚貴はグラスの中のワインをグイッと飲み干す。


「・・・」


私も一息を付いてワインを飲む。



「でも、今…妊娠するのは社長としては困ります…」


「…お前…俺の子を産んでくれるのか?」


「…私…身体、弱いから体力的にどうかと思うけど…一人くらいは子供…欲しいわ」



「誰の子供?」



「あ…分かりきったコト…訊かないで!///」





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