社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「…」


突然、尚貴は立ち上がって、ネクタイの結び目を掴んで緩め始める。



「ま、待って…!!?」


ネクタイを外して、シャツの一番上のボタンまで外す始末。



「早祐…」



くぐもった妖しい声で私の名前を呼んで、私のデスクに近づいて来る。




「ダ、ダメよっ!?こんな昼間から出来ないって…」



綺麗なカーブを見せる鎖骨に男にだけある首元の突起の喉仏…



「な、尚貴…!!?」



「なぁ?早祐…首元が痒いんだ…掻いてくれ」



「へっ??」





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