社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「…明日にでも…したいな」



「明日っ!!?」



「…お前を見てると本来の俺を忘れる…」



寂しさに震える仔犬みたいに私を見つめる尚貴の切れ長の瞳。



「尚…貴!?」



私の奥に潜む母性本能を擽った。




「!?」



「我慢できない」



「えっ!?」



突然、仔犬がオオカミに代わった。同じイヌ科だけど・・・



少し違うーーー・・・
オオカミは犬よりも獰猛で、獲物の肉や骨まで食い尽くす。


尚貴は私のスーツを乱して、直接、肌に触れてくる。

私の官能場所を探り、甘い痺れで酔わせていく。

初めての夜には感じなかった快楽が心臓を高鳴らせ、全身を貫く。






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