社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「値段をコトは気にしなくてもいいぞ」



「小さくで可愛いのがスキなの…これでいい」



私は突っぱねた。



「…お前がそこまで言うなら…これでいい」



店員さんがショーケースの中から私の選んだリングを取り出す。



奥のスペースにへと案内された。



私はガラス越しで見ていたリングを早速、左手の薬指に嵌めた。



「サイズ直しは不要ですね・・・」



私の指にぴったりサイズのリング。



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