社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「…まぁ~クオリティもカラットも悪くは無い。プラチナ台だし・・・」



「・・・」



「社長である…早祐がダイヤなら俺は早祐の指を拘束するプラチナだ…俺はずっと早祐を離さない…」



「…な、尚貴!?」


尚貴は私の手をそっと自分の手で包み、情熱的な眼差しを向ける。



「あ、あのう~」


私たちのラブラブぶりに圧倒され、店員さんは躊躇していた。



「…すいません・・・」



尚貴は軽く咳払いして、その場を繕う。



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