社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「キチンとすれば…お父さんも何も言わないわ…」



「あ、いや…」


「今日は遅いし寝ましょうか?」



私たち3人はお父さんを置いて、ソファーを立った。



「何…勝手に話…締めてんだ??俺はまだ・・・」


「24歳なんていちばん女としては旬の歳よ。行かず後家になる前に片付く方があなたも安心でしょ?」



「・・・」



「いい加減に子離れしなさい!!」



お母さんがお父さんを叱り始める。



小さな子供が母親に叱られてシュンと反省するかのようにお父さんは肩を落として唇を噛み締めた。



何だか…可哀想になってきた・・・


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