社長の吐息プラチナの甘美な囁き
* * *

一度は自室に戻ったけど、私はバスルームで尚貴と交わしたセックスの汗を流した。



汗を流しても私の中にいつまでも尚貴の存在は残っている。



「!?」


リビングの前を通ると格子のガラス戸から照明の明かりが零れていた。



私はそっとガラス越しに室内を見つめる。



お父さんとお母さんが肩を寄せ合いソファーに座っていた。


二人の膝元にはアルバム…



あのピンク色のアルバムは私の赤ちゃんの時のアルバムだ…


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