社長の吐息プラチナの甘美な囁き

ー早祐sideー

「おはようございます・・・社長」


「おはようございます」


「本日のスケジュールですが・・・」



今朝から私とお母さんのお迎えは尚貴の役回りになった。



昨日のコトは何もなかったような雰囲気で尚貴は淡々と秘書の仕事をこなしていく。



「尚貴…」


「…俺は秘書として真面目にやってるんだ。尚貴じゃなく…栗原君だろ?」


「で、でも…昨日のコト…何とも思ってないの?」


「…早祐がちゃんとフォローしてくれたんじゃあないの?」


「ど、どどどうやってフォローするのよ!?」


< 148 / 204 >

この作品をシェア

pagetop