社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「・・・」



「それがいい・・・尚貴お前…婿養子になれ」



「はぁ?親父…俺…長男だけど・・・」


「…優貴がいるし…ウチは大丈夫だ…お前が相馬家に入れば…相馬家は断絶しない」



お父さんと尚貴は見つめ合う。



「…栗原がそう言うなら…婿養子になれ」


「・・・」


私は婿養子を取らなければ…未祐が取るコトになるのよね・・・


尚貴は口を引き結び、黙ってしまった。



「…俺は婿養子に入るのを望みなら条件があります…」



「…」



「ソーマを俺にください・・・」



「尚貴!?」


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