社長の吐息プラチナの甘美な囁き
中から鍵を閉められてしまい、外からは開けられない。
「!?」
ほんの数秒で扉の鍵が開き、中からウエディングドレス姿の早祐が出てきた。
「お父さん…ヴァージンロードは歩きたくないって…」
「だからって…花嫁連れて逃げるコトないだろ!」
「・・・ゴメンなさい」
「お前が謝るコトない・・・」
俺はドアの隙間から恨めしそうに見つめる相馬会長と目を合わせた。
「このまま…早祐は連れて行きますよ。相馬会長」
「そうしてくれ」
相馬会長は自ら視線を外して、俺に背を向けた。
何とも寂しげな背中。
「!?」
ほんの数秒で扉の鍵が開き、中からウエディングドレス姿の早祐が出てきた。
「お父さん…ヴァージンロードは歩きたくないって…」
「だからって…花嫁連れて逃げるコトないだろ!」
「・・・ゴメンなさい」
「お前が謝るコトない・・・」
俺はドアの隙間から恨めしそうに見つめる相馬会長と目を合わせた。
「このまま…早祐は連れて行きますよ。相馬会長」
「そうしてくれ」
相馬会長は自ら視線を外して、俺に背を向けた。
何とも寂しげな背中。