社長の吐息プラチナの甘美な囁き
イタリアに訪れるのは二度目。一度目は大学時代の友人たちとの卒業旅行で訪れた。



ミラノは街全体が古の歴史を匂わせる。



二人になった途端、邪魔者はいないし尚貴の好き放題。


私は尚貴に翻弄されっぱなし…



ミラノの老舗ホテルのスイートで一泊。


豪華客船『クィーンエメラルド号』に乗船する為、ジェノバに移動した。


尚貴は異国なのに躊躇無くスイスイと私をエスコートしていく。


ジェノバはイタリアの最大の貿易港。
地中海でも有数のコンテナ取扱高を誇っている。



私たちの乗る客船『クィーンエメラルド号』は真っ白でまるで美しい白鳥のように港の海に浮かんでいた。


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