社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「…いい加減…直せよ…」


「…」



私は尚貴の足の間に体育座りしていた。
尚貴はそんな私の腰を抱いて自分に引き寄せる。


「ダメよ!!」


「どうして?」


「どうしても・・・くっついたら、ベットまでもたないでしょ?」


「…よくわかってるな・・・早祐」


「・・・そんな風に躾けたのは尚貴でしょ?…私がHになったのは尚貴のせいだから」


「・・・俺の都合よくなってんだから、俺は別にそのままでいい」


「…」


「嫌なの?」


「別に嫌じゃあないけど…」


尚貴は私の頬にキスをする。


赤、青、黄、緑、紫…色んなキャンドルの色が瞳の中に映り、私たちを魅了した。


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