社長の吐息プラチナの甘美な囁き
ー早祐sideー
残暑の暑さはまだ残るけど、ガラス窓の向こうに見える空は穏やかに晴れ渡っていた。
「社長、本日のスケー…」
家では私の母親、会社では秘書を務める相馬美苑(ソウマミソノ)
母は私の大切な片腕だった。
私は相馬早祐(ソウマサユ)24歳。
大学卒業後、今の会長であり前社長の濱部美古(ハマベミコ)会長の強い勧めで、化粧品メーカー『ハートフル化粧品』の社長に就任した。
凄い勢いで扉が開く。
黒いサラサラの髪を揺らして、性急に彼は近づいてきた。
「突然、俺に異動命令を下すなんてどういうつもりですか?社長」
彼は平静を装いながらも声は荒々しく、怒っていた。
「・・・これは社長命令…。決定事項です!!栗原さん」
「社長、本日のスケー…」
家では私の母親、会社では秘書を務める相馬美苑(ソウマミソノ)
母は私の大切な片腕だった。
私は相馬早祐(ソウマサユ)24歳。
大学卒業後、今の会長であり前社長の濱部美古(ハマベミコ)会長の強い勧めで、化粧品メーカー『ハートフル化粧品』の社長に就任した。
凄い勢いで扉が開く。
黒いサラサラの髪を揺らして、性急に彼は近づいてきた。
「突然、俺に異動命令を下すなんてどういうつもりですか?社長」
彼は平静を装いながらも声は荒々しく、怒っていた。
「・・・これは社長命令…。決定事項です!!栗原さん」