社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「…」


会長は箱の蓋を開けて、チョコを見つめる。


「んっ?秘書の相馬さん??」



「俺宛のチョコも混じってるみたいです!」


「はい?『ソーマ』に来て半年のお前にチョコを渡す不届きな女性社員がいるのか?全く…」


「…相馬会長にこき使われる哀れな婿養子の俺に対する同情ですよ」


「…俺が悪者みたいな言い方が気に入らない!!ともかく分けろ!」


「承知しました…」


俺はチョコを会長の分と自分の分を分けた。



「えっ!!?」



「会長…申し訳ありません・・・俺の方が多いみたいです」


「・・・」


相馬会長の眉が思いっきり逆への字に曲がる。


マックスに不機嫌だ!!
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