社長の吐息プラチナの甘美な囁き
無駄にフェロモンを垂れ流して、女を寄り付かせて食べる尚貴は…嫌い。


美華ちゃんまで食べるなんて…


何て男よっ!!!


「まぁ~いいわ…尚貴の人事異動は会長の私が許可するわ」


美古会長はコンパクトを開き、パフでファンデーションを塗り直しながら許可をくれた。



「ありがとうございます」


尚貴の意思は無視され、私と会長の間で異動の話は本格的に動き始めた。



会長室を出た私を追い駆けてくるのはお母さんだった。


「早祐…あなた今でも、尚貴君のコトが好きだったのね・・・」


「お母さんまで何言ってるの?私は…」





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