社長の吐息プラチナの甘美な囁き
女は虚勢を張りたがる動物らしい。



仲良くしながらも影で相手を蹴落とそうと暗躍してる。


本当に恐ろしいーーー・・・



「・・・」


さっきまで…互いに肌を寄せ合い快楽を貪り合ってたようには見えない殺伐とした雰囲気が俺たちを包む。



俺はジッポを擦り、タバコを吸い始める。



「!?」



綾子は俺に背中を向け、指先を髪に通し、乱れを整えていた。



「綾子…」


俺の声に綾子は嬉しそうに振り向く。





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