社長の吐息プラチナの甘美な囁き
* * *


夕映えの空を見つめながら、両手を天井に高く上げて伸びをする。


一日ほとんど同じ姿勢だから身体の筋肉が硬くなっていた。



「失礼します…」


秘書室にいたお母さんがノックして入って来た。



「…今夜の濱部社長との会食の時刻が少し変更になったの」



「!?」



そっか…今夜は濱部社長と会食の約束があったんだ・・・
キャンセルは出来ないよね…



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