社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「お父さんには適当に誤魔化してあげる!!」



「サンキュ~…お母さん」


理解力あるお母さんってよかったぁ~



私は待ち合わせ場所のBARで尚貴と待ち合わせしていた。



「!!?」


BARの格子ドアを開けて店内に足を踏み入れる。



二人がけのテーブル席が4つと後はカウンター席の小さな店。



カウンター席に座る尚貴の背中が見えた。



「!?」



見知らぬ髪の長い女性が尚貴に声を掛ける光景が私の瞳に映り込んだ。



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