社長の吐息プラチナの甘美な囁き
* * *


濱部社長のお気に入りの料亭の個室で待ち合わせした。


帝居に近くて、帝様もご夫妻でお忍びに来られる由緒のある老舗の店。



「昨日は本当に申し訳ありませんでした」


「…構わないよ…調子はどう?」

「大丈夫です…」

少し下肢に破瓜の痛みが走るけど…


「…」


濱部社長はお父さんよりも5歳年上。


ブランド物のスーツを華麗に着こなすDANDYな方。

美古会長とは本当にお似合いラブラブ夫婦。



「…」

私の隣にはお母さん。

濱部社長の隣には尚貴の父親で秘書の栗原さんが座っていた。



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