社長の吐息プラチナの甘美な囁き

ー尚貴sideー

親父は俺を自宅に呼びつけた。


「…座れ」


久しぶりの我が家と言っても、俺の住む家は濱部家と同じ場所。


俺たち家族は濱部社長の邸宅にずっと居候させてもらっていた。



俺はリビングのソファーに座り、親父の言葉を待つ。



多分、早祐のコトだーーー・・・



「…お前…早祐さんと交際しているらしいな。他の女とは手を切ったのか?」



「切ったと言うか…切られた…」



「そうか…なら、安心だな」


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