ひとり恋 ~マイセルフパラダイス~ (ロングバージョン)
10時限目「コドモときどきオトナ」
ごぉ~ん…
山のお寺の鐘が鳴る。
時は流れて、季節は初夏に――
ずっしりと重いイメージの紺色の冬服から、まるで真夏の青空を覆い尽くす入道雲のように純白な夏服の薄手のセーラー服に衣替えした女子たちが、京都の街をかっ歩している♪(ついでに男子たちも……)
「ハイ。みんな笑って、笑ってぇ♪」
「イェ~イ♪」と両手ピースをして、カメラのフレームの中には収まりきれないほどに、元気いっぱいの女子たち。
あたしには恥ずかしくてピースサインなんてできないけど……。
「ハイ。チーズ」
パシャ
とにかく、みんなでなかよく記念写真。
修学旅行での一コマ。
青春の日の思い出づくり。
あれだけ心配していた修学旅行だったのに、いざ実際に行ってみると、そりゃあもぅ~、楽しいのナンノ=南野千賀子って、不安な気持ちなんてアッという間に比叡山の彼方ってカンジ?
山のお寺の鐘が鳴る。
時は流れて、季節は初夏に――
ずっしりと重いイメージの紺色の冬服から、まるで真夏の青空を覆い尽くす入道雲のように純白な夏服の薄手のセーラー服に衣替えした女子たちが、京都の街をかっ歩している♪(ついでに男子たちも……)
「ハイ。みんな笑って、笑ってぇ♪」
「イェ~イ♪」と両手ピースをして、カメラのフレームの中には収まりきれないほどに、元気いっぱいの女子たち。
あたしには恥ずかしくてピースサインなんてできないけど……。
「ハイ。チーズ」
パシャ
とにかく、みんなでなかよく記念写真。
修学旅行での一コマ。
青春の日の思い出づくり。
あれだけ心配していた修学旅行だったのに、いざ実際に行ってみると、そりゃあもぅ~、楽しいのナンノ=南野千賀子って、不安な気持ちなんてアッという間に比叡山の彼方ってカンジ?