ひとり恋 ~マイセルフパラダイス~ (ロングバージョン)
こーなったら片っ端から施設やおみやげ屋さんを回っていくしかない。
探してる途中、バスの中で「いつまで待たせるんだ」とブーブー言ってるみんなの顔が頭に浮かんだ。
文句言うくらいならみんなで探したほうが早く見つかんじゃん、とあたしは思った。
……と、そのときだった。
オモチャを売ってるおみやげ屋さんの前に、エンエン泣いてる見知らぬ3歳くらいの小さな男のコといっしょにいる北条くんの姿が目に飛び込んできた。
「ねぇっ、こんなところでなにやってんのっ。もうバスの集合時間だし、みんな待ってるよっ」
駆け寄るなり、多少の腹立たしさを込めて言うあたし。
「そりゃ、分かってんだけど、いま取り込んでるってゆーか……」
ウェ~ン!!
あたしのちょっとキツイ感じの言い方が怖かったのか、彼といっしょにいた小さな男のコが声を上げて泣きはじめた。
探してる途中、バスの中で「いつまで待たせるんだ」とブーブー言ってるみんなの顔が頭に浮かんだ。
文句言うくらいならみんなで探したほうが早く見つかんじゃん、とあたしは思った。
……と、そのときだった。
オモチャを売ってるおみやげ屋さんの前に、エンエン泣いてる見知らぬ3歳くらいの小さな男のコといっしょにいる北条くんの姿が目に飛び込んできた。
「ねぇっ、こんなところでなにやってんのっ。もうバスの集合時間だし、みんな待ってるよっ」
駆け寄るなり、多少の腹立たしさを込めて言うあたし。
「そりゃ、分かってんだけど、いま取り込んでるってゆーか……」
ウェ~ン!!
あたしのちょっとキツイ感じの言い方が怖かったのか、彼といっしょにいた小さな男のコが声を上げて泣きはじめた。