ひとり恋 ~マイセルフパラダイス~ (ロングバージョン)
4時限目「応援の応援」
7月になって中体連がはじまった。
帰宅部のあたしにとっては、ぶっちゃけカンケーねぇって感じだったんだけど、試合をがんばる生徒たちへの配慮もあってか、帰宅部は全員強制的に応援に行かなくちゃならないことになった。
……ってことで、あたしは男子バスケ部の応援のためN中学の体育館に向かった。
到着すると、そこにはあたしと同じように母校の運動部を応援にきた他校の生徒たちや、出場選手の保護者と思われる親たちでいっぱいで、人込みが苦手なあたしとしては、まだ試合がはじまる前なのに、もう帰りたいと思っちゃうようなカンベンしてほしいシチュエーションだった。
それにしても保護者の母親たちのおしゃれとゆーか、その若づくりっぷりには思わずクチをポカ~ンと開けてしまいそうになる。
中でもイチバン目立っていたのは、脚にピッタリと張り付いた細っそいスパッツに、テッカテカ×ラメラメのシャツ、おまけに髪の毛はクルクルパーマの金髪という母親。
あんなカッコで娘といっしょに歩いてたら、親子というより、ほとんど姉妹みたいな感じだし、後ろ姿だけ見たら、ふたりまとめてナンパされちゃうんじゃないかとさえ思う。
おしゃれ度ゼロで実用性のみ重視したフレームの太いダッサダサのメガネをかけて、髪は白髪まじりの黒髪を後ろで束ねただけ、服は某ファッションセンターで買ったペランペランの安物というウチの母とは大違い。
帰宅部のあたしにとっては、ぶっちゃけカンケーねぇって感じだったんだけど、試合をがんばる生徒たちへの配慮もあってか、帰宅部は全員強制的に応援に行かなくちゃならないことになった。
……ってことで、あたしは男子バスケ部の応援のためN中学の体育館に向かった。
到着すると、そこにはあたしと同じように母校の運動部を応援にきた他校の生徒たちや、出場選手の保護者と思われる親たちでいっぱいで、人込みが苦手なあたしとしては、まだ試合がはじまる前なのに、もう帰りたいと思っちゃうようなカンベンしてほしいシチュエーションだった。
それにしても保護者の母親たちのおしゃれとゆーか、その若づくりっぷりには思わずクチをポカ~ンと開けてしまいそうになる。
中でもイチバン目立っていたのは、脚にピッタリと張り付いた細っそいスパッツに、テッカテカ×ラメラメのシャツ、おまけに髪の毛はクルクルパーマの金髪という母親。
あんなカッコで娘といっしょに歩いてたら、親子というより、ほとんど姉妹みたいな感じだし、後ろ姿だけ見たら、ふたりまとめてナンパされちゃうんじゃないかとさえ思う。
おしゃれ度ゼロで実用性のみ重視したフレームの太いダッサダサのメガネをかけて、髪は白髪まじりの黒髪を後ろで束ねただけ、服は某ファッションセンターで買ったペランペランの安物というウチの母とは大違い。