ひとり恋 ~マイセルフパラダイス~ (ロングバージョン)
だけど……。
だけど、ようやく念願のコンタクトをGETすることができたのに、その日から1日が経ち、2日が過ぎ、そして3日目の今日もまた、あたしはメガネをかけたまま登校していた。
なんかきっかけでもあればともかく、今までずっとメガネだったのに、ある日、突然コンタクトにして学校に行くっていうのは、ヤッパそーとー勇気がいると思う。
結局、なァ~んも変わらないんだ……。
変わらない……。
変わらない……。
いや……、
変わらないほうがいいこともある。
「じゃあ、順番に箱の中の“くじ”を引いていってください」
その日のホームルームのとき、男子の学級委員の石倉くんが言った。
今日は月に一度の“席替え”の日だったんだ。
“変わらないほうがいい。変わりたくない。これからもずっと北条くんの隣がいい”
あたしはくじの入った箱に手を突っ込むと、“当たり”を探してグルグルかき回した。
だけど、ようやく念願のコンタクトをGETすることができたのに、その日から1日が経ち、2日が過ぎ、そして3日目の今日もまた、あたしはメガネをかけたまま登校していた。
なんかきっかけでもあればともかく、今までずっとメガネだったのに、ある日、突然コンタクトにして学校に行くっていうのは、ヤッパそーとー勇気がいると思う。
結局、なァ~んも変わらないんだ……。
変わらない……。
変わらない……。
いや……、
変わらないほうがいいこともある。
「じゃあ、順番に箱の中の“くじ”を引いていってください」
その日のホームルームのとき、男子の学級委員の石倉くんが言った。
今日は月に一度の“席替え”の日だったんだ。
“変わらないほうがいい。変わりたくない。これからもずっと北条くんの隣がいい”
あたしはくじの入った箱に手を突っ込むと、“当たり”を探してグルグルかき回した。