セックスフレンド
「大きなお世話だったよね。セフレを止めろなんて。マナと瑞希くんは、不倫してるわけでも、浮気してるわけでもないんだもんね」

ミカちゃんは大人だ。

あたしの意思を尊重しようとしてくれていた。

長い沈黙の間に自分の考えを打ち消していたのかもしれない。

なんだか胸が痛んだ。

ミカちゃんの笑顔が作り笑顔に見えてしまった。


「あの…。あたしそろそろ帰るね」

「送って行くよ」

ミカちゃんは、車持ちだ。

「いいよ。すぐそこだから」

「でも寒いよ?」
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