セックスフレンド

その日の昼休み。
あたしは、１人で食堂でご飯を食べた。

いつもなら、ミカちゃんといろんな話をしながら食べるのに。


こうやって。
友情のひびは大きくなっていくんだ。


「珍しいな。オマエたちが別々に飯食ってるなんて」


貴広がご飯とおかずの乗った、トレイをテーブルの上に置きながら言った。


そして、あたしの隣に座った。


「あたしたちだって、こいう日ぐらいありますよ」

「まぁ。何で別々に食ってるのか、予想はつくけど」

「……」

「秘密にしてたことがバレたんだろ？　で、何か気まずい感じですみたいな？」

「……」