セックスフレンド

そう思い。
朝ご飯を食べ、支度を済ませて会社へ。



午前中はいつも通り、ライン作業をこなせたけど。

午後から、次第に体のダルさが増してきた。
更に咳も止まらなくなってきた。


「ゴホゴホ…っ…ゴホゴホ…」

「マナ、大丈夫か?」

貴広が聞いてきた。

「…体がダルイです」

「熱もありそうだな」

そう言って、あたしの額に手を当てた。

「早退するか?」

「いいんですか?」

「あぁ。オレが入れば何とかなるよ」

貴広は、ライン作業のリーダーをしている。

基本的にリーダーと呼ばれる人は、ライン作業には入らない。
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