セックスフレンド
いつもそう。

貴広の押しの強さに勝てない。

「マナ、横になってろよ」

「うん」

「テレビつけてもいいか?」

「あ…うん」

貴広がテレビをつけた。

「電気消そうか?」

「いいよ。あたしまだ眠くないから」

そう言った時だった。
あたしの携帯が鳴った。

着信は瑞希くん。
あたしはチラッと貴広を見た。

「電話鳴ってるよ」

「うん…」

電話を取る。

「もし…ゴホゴホ…」

「風邪ひいてるのか?」

瑞希くんが聞いてきた。


「うん…」

「じゃあ、明日会えないか」
< 126 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop