セックスフレンド
「帰ったら、ちゃんと薬飲んで寝ろよ」

「分かってるよ」

まるで口うるさいお兄ちゃんみたいだ。



家に着くとすぐに薬を飲んだ。
そして、ようやく眠ることが出来た。



──翌日。



朝、目を覚ますと貴広は既にいなかった。
それもそのハズ。

あたしが起きたのは、午前9時過ぎ。
貴広は寝不足で仕事をしてるんだろうなぁ。


携帯を見ると、貴広からのメール。

〈仕事行ってくる。今日の帰りまた寄るから。くれぐれも安静に〉

「分かってるてってば」

携帯に向かって言った。


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