セックスフレンド


今日も貴広が温めてくれた、おかゆを食べた。
薬を飲み、ベッドに横になろうとしていたら、

ピンポーン。

玄関のチャイムが鳴る。

「誰だ? オレ出ようか?」

貴広が立ち上がった。
この時、嫌な予感がした。

まさか…瑞希くん?
恐る恐る、モニターホンを見た。

やっぱり、瑞希くんだった。

「この男…」

貴広が後ろから覗き込んでいた。

「……」

「出なくていい。出るな」

「貴広…」

あたしは後ろから抱きしめられてしまった。

「あいつがセフレなんだろ?」

「……」

気がつくと、モニターホンの画面は消えていた。
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